ジャスミンライスでカオマンガイ(タイの鶏飯)
タイ旅行のおみやげにジャスミンライスを買ったので、カオマンガイを作りました。
カオマンガイとは?
鶏のスープでふっくらと炊いたご飯にジューシーなゆで鶏と香味だれを乗せて食べるタイの人気料理。鶏の旨みを丸ごと楽しめます。
日本にも出店している「ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム」のカオマンガイが大好きで、渋谷や川崎でたまに食べています。自作だとおいしくできない気がして家ではあまり作ってこなかったのですが、物は試しに。
作り方
数年前のdancyuに掲載されていたカオマンガイのレシピのメモがあったので、これをもとに作っていきます。
材料(2人分)は、
ジャスミンライスはバンコクのスーパーで買ったブルーエレファントの。
色々なブランドのものが少量から買えるので便利ですね。
鶏モモ肉は、あらかじめ砂糖大さじ1と塩小さじ1をまぶしてもみこんでおきます。dancyuレシピでは冷蔵庫で1晩寝かせるとありましたが、よく揉みこんであれば寝かせ時間は短くてもよさそう。
鶏モモ肉と、つぶしたニンニク、パクチーの根、水1リットルを入れて火にかけます。
なみなみタップタプ
鍋を間違えました。沸く前からあふれそう。ブログを始めたばかりなのにいきなり空間把握能力の無さが露呈し、先が思いやられます。
案の定、沸いたらあふれて大変なことになった
煮立ったら、アクをこまめに取りながら10分ほど茹でます。10分経ったら火を止めてフタをして、そのまま置いておきます。肉をそのままゆで汁の中で落ち着かせるとしっとりパサつかないって何かで読んだ。
炊飯釜に、ゴミを取る程度にサッとすすいだジャスミンライス(※研ぎません)と、塩小さじ1/2、サラダ油小さじ1、鶏と一緒にゆでたニンニクを入れます。そこに、鶏肉の茹で汁から400ccを取って注ぎ、すぐに炊飯器へ。
レシピでは「鶏の茹で汁の粗熱を取る」とありましたが、ジャスミンライスは早く熱を入れるのが肝要らしく早炊きなので、アツアツのまま注いでOKと判断しました。間髪入れずに早炊きでスイッチオンし、炊きます。
炊いている間にタレをつくります。味噌大さじ2、砂糖小さじ2、ナンプラー大さじ1、レモン汁大さじ1、しょうゆ、すりおろしにんにく・しょうがを少しずつ。全部混ぜ合わせます。レシピのままだとちょっとドロッとして濃かったので、鶏のゆで汁小さじ2程度でのばしたらちょうど良くなりました。
タレ。万能ねぎが余ってたから入れてみたけど無くてOK
炊けてくるにつれて、なんともいえないタイ的な良い香りがただよってきます。これこれこの香り。
鶏肉は「炊き上がりの5分前に炊飯器に入れて温める」とあったのですが、それだとなんだかパサパサしそうだったのでやめて、茹で汁の入った鍋に入れたままごはんが炊ける直前に温め、取り出して一口大に切りました。
洗ったパクチーの葉とタレを添えれば、カオマンガイの出来上がり。
今回はトマトもあったので添えました。きゅうりを添えたかったのですが、買い忘れたのでナシです。きゅうりはあった方が好みです。(残念…)
レシピには無かったですが、ガイトーン風に、残った茹で汁で簡単なスープも作りました。茹で汁をお椀1杯分くらい取って、お湯で倍くらいに伸ばして2杯分(2人分)にし、塩とちょこっとの醤油で調味し、万能ねぎを散らしました。
お吸い物みたいな写りですが鶏スープ。ほっとする味
うん、おいしい!鶏肉はしっとりと仕上がり、ジャスミンライスは香りよく炊けていて、止まらないおいしさです。以前、炊飯器で米と鶏肉を一度に炊き上げる簡単レシピで作ったことがありますが、俄然違います。おいしいカオマンガイは飲みもの。
タレは茹で汁で伸ばしたけど、これでも少し味噌が強いかも。次回はもっと薄めに調整したいです。ともあれ、満足ゆくカオマンガイができました。
ちなみに、鶏を茹でるのではなく蒸して、タレを醤油だれや生姜&レモンだれに変えると、シンガポールの海南鶏飯(シンガポールチキンライス)になります。ほぼ同じ料理。そのうち海南鶏飯にもチャレンジしたいと思います。