野菜の焼きびたし
ねっとり甘い冬の蓮根を惜しむ
毎日寒すぎます。冬将軍よ、もう今年はこの辺にして、国に帰ってもらえないだろうか。
厳しい寒さの中でも、スーパーの野菜売り場には春のものが少しずつ出てきました。冬のねっとりとした加賀蓮根の名残を惜しみながら、野菜の焼き浸しを作ります。油でじっくり焼き揚げにした蓮根は、むっちりと甘くて大好きです。
<材料>
・好きな野菜(蓮根、にんじん、エリンギ。他、ピーマン、パプリカ、いんげん等) …好きなだけ
・にんにく …ひとかけら
・オリーブオイル
<ひたし液>
白だし、塩、醤油
フライパンにオリーブオイルを多めにひいて、薄切りにしたにんにくをきつね色になるまで揚げます。
にんにくに火を通す間に野菜を切ります。れんこんは5mm厚さくらいに切って酢水につけます。にんじんは5mm厚さに、エリンギは半分の長さに切って4枚に、ピーマンとパプリカはワタや種を取って一口大に。いんげんは両端を切ります。
にんにくは色づいたら取り出して、ひたし液に入れます。
にんにくを取り出した後の油で、野菜を焼きます。火は中弱火でじっくり。結構時間がかかるので、のんびりやります。
野菜を焼く間にひたし液を作ります。白だしを水で薄めて、塩ひとつまみ、醤油はちょろっとです。味見をして、飲んでおいしいくらいの濃さにします。白だしはいくつか使ったけれど、なんだか創味に戻ってきてしまう。
焼けた野菜から、フライパンの上で油を切ってひたし液に放り込んでいきます。
全部の野菜が焼け、漬けられたら完成。
アツアツの野菜がひたし液の中で冷める時に出汁を吸うので、そんなに漬け込まなくても充分おいしい。にんにくの香りがよく、野菜だけでも立派なおかずになります。
彩りよく作ればおもてなしや持ち寄りにも。私は多めに作って常備菜にします。
野菜は季節によって変えます。夏は皮をむいたナスや、ミニトマトもいいですね。
この日の夕食は、野菜の焼きびたし、さんま塩焼き、厚揚げ、かき玉汁でした。