春の持ち寄りランチ会
新居に友人が遊びにきた
先月下旬、我が家で友人と持ち寄りランチ会をしました。
お客さんが来るとき、料理本をめくりながら何を作ろうかなと考える時間が好きです。
今回は相手が気がおけない友人3人だったので、気張らずに、私が好きなごはんを食べてもらおうという気軽な感じでした。参加者に臨月を迎える妊婦さんがいたので、生の魚介やお肉は避けました。
前菜1号、鶏むね肉といんげんの和風マリネ
まずは、大好きな枝元なほみさんのマリネ。これ、おいしいです。直前の仕上げも楽なので、人の家に持っていくのにもぴったり。塩こうじで下味をつけた鶏むね肉がぷりぷりで、いんげんの風味とよく合って、本当にリンク先の西原理恵子さんのイラストの状態になります。
いんげんは夏の野菜ですが、おいしそうな早出しのものが出ていたので。郊外に引越してから、元気な野菜が手に入るようになりました。やわらかくてみずみずしかったです。
前菜2号、アボカドの香味ポン酢和え
私の中でアボカドといえばこの食べ方。アボカドをポン酢とごま油とごま、砂糖、七味唐辛子、たっぷりの万能ネギであえたものです。アボカドの一番おいしい食べ方だと思う。瞬殺でした。
前菜は他に、友人が持ってきてくれたベーコンとスナップエンドウの炒め物もおいしかった。春ですね。
メインは角煮
ちょうどTwitterで、ともさとさんという方(@7th_kitchen)のめちゃくちゃおいしそうな角煮のレシピを見かけてしまって、作らざるを得ませんでした。春に角煮は似合わないかな?とか思う隙もなく、スーパーに豚バラかたまり肉を買いに走る自分がいました。
黒酢と八角使った中華風角煮。角煮は何度も作ってきたけどどうしても85点(自己採点)より上が出なかった、でも
— 第七厨房彷徨(ともさと) (@7th_kitchen) 2017年3月20日
〈圧力鍋を使わない〉
〈肉は切らない〉
この2つの方法を取り入れてついに95点がでました。今日は140字のリミットを無視して気づいたことをぜんぶ書きます。たぶん長くなります pic.twitter.com/ZZVHUE4Tpp
とても詳しい作り方が公開されていて尊いです。ともさとさんの手順にひたすら忠実に作りました。
一番楽しかったのが、ラードの除去!
下茹でして一晩置いて冷めきった後の鍋。ともさとさん曰くの「一面うっとり雪景色」。これにラップをかぶせて慎重にめくるとペロンと脂がはがれる…とありましたが、私のやり方が下手だったのか、ペロンといきませんでした笑 カタルシスならず。
でもラードをスプーンですくう作業も相当楽しかったです。雪かき。
取ったラードは、ともさとさんの教えの通り、ラップして冷凍しました。炒め物やチャーハンをラードで作ると旨みがすごい。
ラードの除去が終わると、そこには
澄んだ煮汁!
煮汁は余るので、これも教えの通り、ジップロックで冷凍しておいて後日玉ねぎを煮込んでみたところ、豚のうまみたっぷりの絶品スープになりました。副産物の恩恵がやばい。
調味料でひたすら煮て、一度冷ましたりして、できあがったの図。画像にはないですが、旬のアスパラを添えました。
とてもおいしかったです。が、煮込みの段階でやや火が強すぎたのか、ちょっと肉が締まってとろけ具合が足りない感じに。来客の前々日に仕込む→前日に完成させて→当日あたため返して食べる、だといい感じかもしれないです。(衛生管理に気をつけつつ)
シメはたこめし
にんにくが効いた、ガッツリ系たこめし。これもしょっちゅう家で作っている枝元なほみさんのレシピです。枝元なほみさんのおかん飯への絶対的信頼感。生だこではなくゆでダコで作るのに得も言われぬうまさなんですよね。みんな飲み物かのように食べていた。米万歳!
差し入れいただきました
果物もっていくねー、と言ってくれていた友人がいたので、時期的にいちごかな?と楽しみにしていたのですが、斜め上から来ました。
まさかの、とちおとめ、ゆめのか、あまおうの夢の饗宴、3種食べ比べ!こんなの初めて!こういうサプライズ的仕掛けは盛り上がりますね。3種類全然味が違って面白かったです。あまおうはやっぱりいちご界の女王だった。
桜味のケーキを持ってきてくれた友人もいて、春らしい会になりました。ああ楽しかった。角煮はまたリベンジしたい。前回の煮豚の時も思いましたが、煮込み豚マスターへの道はかなり遠そうです。