読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

kirikkoblog

日々のことと、ときどき旅行

カオヤイでのエレファントトレッキング

タイ 旅行

タイ・カオヤイで体験した「エレファントトレッキング」。
前回のカオヤイ記事でも少し触れましたが、人気の観光スポットの割には日本語の情報が少ないので、詳細をまとめたいと思います。

f:id:kirikkoblog:20170118183812j:plain
ゾウの背中から見た世界は広かった

エレファントトレッキングとは

ゾウに乗って、ジャングルを30分たっぷりトレッキングするアトラクション。カオヤイの美しい大自然と異国情緒を満喫できます。カオヤイでエレファントトレッキングができるのは1か所で、「ジャングルハウスホテル」というホテルが運営しています。カオヤイ国立公園内ではありませんが、ほぼ隣接した場所にあります。

エレファントトレッキングの流れ

事前予約は不要なので、会場の「ジャングルハウスホテル」に直接向かえばOK。

f:id:kirikkoblog:20170119182505p:plain
ホテル入口。全体的にカントリーロッジ風

入口の少し奥にあるロビーに受付があります。ゾウ乗り体験1回30分の受付を済ませます。料金は1人400バーツ。(安いです。前にアユタヤでゾウに乗った時は10分で500Bくらいだった)
受付が終わったら、順番を待ちます。私の時は2組先客がいて、40分程待ちました。

f:id:kirikkoblog:20170119182542p:plain
敷地内を散歩しながら待つ。日差しが綺麗

f:id:kirikkoblog:20170119182650j:plain
遊歩道。象に乗らない人もトレッキングの様子を見学できる

f:id:kirikkoblog:20170119182605p:plain
レストランやおみやげ屋さんも

敷地内を見て回るだけでも飽きないですし、ロビーでお茶ができたり、レストランや小さなお土産屋さんもあるので、待ち時間が長くてもそんなにつらくなさそう。

順番が来たら、係のおじさんが呼んでくれます。タイの観光地によくいる、カタコトの日本語で調子良く話すゴキゲンなおじさんが仕切っていました。2名1組(グループ人数や体格次第では3名?)でゾウに乗りこみます。

体験の流れはこう、みたいなオリエンテーションはゼロ。はーい乗ってー、とゾウの背中の椅子に促されますが、こっちはおっかなびっくりです。どきどき、あわあわしながら搭乗。

f:id:kirikkoblog:20170119184312p:plain
ゾウ使いの背中

ゾウ使いがゾウの首に座って、その後ろの椅子に客が座ります。ゾウの背中、思ったよりも高い!家の二階くらいの高さはありそう。
重みのバランスを整えて、いざ出発です。

f:id:kirikkoblog:20170119184324j:plain
ゾウさんご一行

けっこうな密林。生い茂る樹と樹の間をワシワシと往くゾウさん。ゾウの歩みにあわせて、ユッサ、ユッサ、と揺れます。ゾウの前足の動きを感じて興奮。ベルトや客用の手綱は一切ないので、道が悪い所では放り出されないように椅子につかまります。

もちろん道になっているところを歩いていきますが、ゾウが結構自由に歩くので、次々と迫ってくる枝や葉っぱを片手で払って避ける必要があります。ワイルド。
f:id:kirikkoblog:20170119184415p:plain
ゾウは2頭一緒に行進。前のゾウの香港人カップル、彼氏の方が激ユレの中で持ち込んだお菓子を食べてて面白かった


そのうちに余裕が出てきて、景色を眺めたりできるようになってきました。
ゾウ使いが、ゾウに「チューリーチャーン、ハーイ!と声を掛けて進ませています。聞くと、私たちが乗っているゾウの名前が「チュリーチャーン」だと教えてくれました。まだ若い女の子です。そういえば「チャーン」はタイ語で象のことだと後から気付きました。チャーンビールが有名ですね。ちゃん付けで呼んでるのかわいいなー、なんて思ってたら違いました。

「チュリーチャーン、よろしくね」「重いですが失礼してます」などと話しかけたりしながら進んでいると…

河だ

f:id:kirikkoblog:20170119184329j:plain
突然の入水

ザブザブ入っていきます。この辺りの風景は完全にイメージ通りのジャングル!あれです、夢の国のジャングルクルーズそのまま。きゃあきゃあ騒ぐ客たち。3-4分は河の中を歩いたでしょうか。水面が近くてスリル満点。というかこれ絶対に振り落とされた人いるだろう。

河から陸地に上がると、ゾウ使いは地面に降り、私たち客のどちらかが首に座るように言ってきます。えっ首に乗るの、ととまどいつつも、失礼しますよ~、とえっちらおっちらチュリーチャーンの首にまたがってみる。
ゾウの体、あったかい!毛がゴワゴワしてて硬い、タワシみたい!と姉とワイワイ言いながら行進。チュリーチャーンの大きな耳がバサバサと足に当たります。

f:id:kirikkoblog:20170119192140j:plain
あったかい。頭の毛は硬くてゴワゴワ。

象使いが「カメラ(を預けて)!」と言ってきますが、カメラはないのでカメラ画面にしたiphoneを投げて渡すと、手慣れた様子で前や横からガンガン写真を撮ってくれました。その撮りっぷりたるや、ファッション誌の撮影かな、くらいの枚数。良い記念です。
途中で姉と首乗りを入れ替わると、もうトレッキングは終盤です。

f:id:kirikkoblog:20170119184432j:plain
宣伝っぽいアングルできれいに抑えられた一枚


はしゃぎすぎでなんだか息が切れてきた頃、元の場所に戻ってきました。体験終了です。ゾウに乗り込んでからちょうど30分くらいでした。

ゾウから降りたあと、自分を乗せてくれたゾウにエサをやることもできます。エサはサトウキビで、1回分20B。

f:id:kirikkoblog:20170119183303j:plain
エサが終わり、悲しそうな顔で「もっとないの」風にねだられているの図。賢い。かわいい。惜しみつつもチュリーチャーンとはここでお別れ

余談ですが、前のゾウに乗っていた香港人カップルと写真を撮りあったので、Airdropで交換しました。文明の利器。河での写真が残って良かったです。

総じて、ゾウに触れながら密林や河をたっぷり練り歩く、エキサイティングな体験でした。深い森や水辺の香りも新鮮でした。すごかったねえと姉と話しつつ施設を後にしました。

概要

エレファントトレッキング
◆場所:ジャングルハウス カオヤイ(Jungle house khao yai)
215 Moo 5, Thanarat Road Km. 19.5 | Moo See, Pak Chong 30130 , Thailand

◆WEBサイト:https://www.facebook.com/Jungle-House-Khao-Yai-125918994123836/Facebookページ)

※公式サイトがあるものの、リンク不通。(2017年1月時点)

◆営業時間:8:00-16:00 無休
◆料金:400バーツ/1人1体験 他、ゾウのエサ20Bなどオプション有

※変更の可能性があるので電話やFBメッセージで要確認。

留意点

満足の体験でしたが、体験にあたり、事前に知っておけたらよかったなと思ったことがいくつかありました。

  1. 待ち時間が長い
    かなり待ちます。私は平日の14時頃で40分待ちでしたが、これでも短い方だったかもしれません。待ち時間は運次第ですが、週末は相当待つこともあるそう。ゾウが3-4頭で、1組2-3名のローテーション、ゾウの交代などを挟むためです。朝8時からやっているので、前日カオヤイに宿泊して朝早く行くのが良さそう。後ろの予定には余裕を持つことをおすすめします。
    予約は、おそらく個人単位では受け付けていないようです。(ツアーやホテルは別)私も事前にアクセスを確認するためにFacebookメッセージでやり取りをしましたが、その時も「予約は不要です」と言われました。混雑を避けるために、行きたい日を決めたら、ホテルのコンシェルジュからジャングルハウスホテルに電話をしてもらったり、Facebookのメッセージを送るなどして、空いていそうな時間を聞いておくことをお勧めします。
  2. アクセスは車かツアー。ソンテウなら午前中がベター
    個人でタクシーやレンタカーで訪れるのがポピュラーなようですが、カオヤイで宿泊するホテルのツアーに「エレファントトレッキング」があったらこのアトラクションのことなので、ホテル経由で参加するのも良いと思います。また、旅行会社主催のバンコク発着「カオヤイ日帰りツアー」には、ほとんど場合このアトラクションが含まれているので、バンコクから日帰りでも楽しむことができます。(個人的にはカオヤイには泊まりでいくのがおすすめですが)
    公共交通については、カオヤイ周辺を巡回しているソンテウ(公共バス)もジャングルハウスホテルの前に止まります。ただ、午前中の便がほとんどで、午後は本数が少ないようですし、パクチョン駅からバスで往復する場合、パクチョン駅行きの終ソンテウは14:30なので注意が必要です。(私はそれで帰れなくなりかけました。前記事参照) 
  3. 服装は長ズボン・スニーカー
    ゾウに乗る時に大きく足を開くので、女性も足首まである長いズボンがベターです。また、施設内は地面が土なので、スニーカーなどの汚れても良い靴で行きましょう。
  4. 色々な意味でスリリング
    ゾウの上はかなり揺れますが、命綱やベルトなどはありません。つかまっていないとはずみで落ちるレベルです。また、ジャングルの中で迫りくる樹の枝を一生懸命手で払っていたら、体験後、腕にいくつか切り傷ができていることに気づきました(笑)。あと、途中でカメラをガイドに投げて渡したときは落としそうで少しヒヤッとしました。
    全体的に、施設ではオリエンテーションや契約書へのサインなどはなく、ユルい感じなので、予め海外旅行保険に入っておくなど、自分で対策をして行くと良いと思います。

おまけ:ゾウの労働について

エレファントトレッキングは観光客向けのアトラクションで、ゾウはこのために施設で飼われて働いています。実際に体験してみて、ゾウ達、結構重労働だよねこれ、ゾウの幸せとは…と思い、少し調べてみました。

タイの人々とゾウの深いつながりを知る ※JTBサイトより引用

”庶民の生活にも象はなくてはならない存在です。記録によるとタイでは100年前には、なんと10万頭もの象が飼育され人とともに生活 し、チークなど森林伐採などの林業に携わっていたそうです。(中略)林業の仕事がなくなるにつれ、飼育され人間とともに生きてきた象は、観光客を乗せる仕事をするようになりました。減少した象の保護育成のため、タイではエレファントキャンプを各地に設けて保護し、これまでともに林業に生き象を馴らしてきた技術を生かして、エレファントライディングという新しい分野を開拓したのです。象に乗れるアトラクションは観光客に大人気で各地の観光地に 広がり、今では1,300頭以上の象が携わっているそうです。その収益は膨大な費用がかかる象のエサや飼育費用の一部に充てています。タイ政府は保護センターを作り象の病院を建設するだけでなく、年をとった象の保護施設まで開くなどいろいろな対応をしています。"

タイの人々にとって、ゾウは生活や信仰に欠かせない存在で大切にされていること、ゾウ保護につながる収益の観点からもエレファントライディングは重要な産業であることを知りました。うっすら浮かんだ邪推をちょっと恥ずかしく思いました。そういえば、今回会ったゾウ達も、身ぎれいにしていましたし、充分なエサを与えられているようでした。

まとめ

ゾウに乗れる施設はタイの観光地に様々なものがありますが、カオヤイのエレファントトレッキングはエキサイティングで素晴らしいものでした。世界中の観光客から人気があるのも頷けます。カオヤイ観光の時はぜひ。